〔051〕丹沢山 (1,567m)
2008年11月22日(当時59歳)
神奈川県愛甲郡清川村
標高差:1,157m
累積標高差:1,855m
Road Map :宮ヶ瀬ダム湖から県道70号線に入り、塩水橋を渡ったところの路肩に車を停める。
Route Map :車は通行止めの塩水沢林道から堂平を経由して丹沢山に登る。蛭ヶ岳は更に更に奥にある。
塩水橋ゲート |
S・C登山口 |
堂平登山口 |
堂平分岐 |
丹沢山 |
休息所 |
不動ノ峰 |
鬼ヶ岩 |
蛭ヶ岳 |
6:30 |
7:12 |
7:35 |
−−− |
9:47 |
9:50 |
10:07 |
10:35 |
11:07 |
登り:4時間37分
丹沢山系は奥深かった
前回、ガスの中、しかも展望の得られないコースを登って、丹沢は詰まらない
山と酷評したが、今日、蛭ヶ岳まで縦走して丹沢山系の素晴らしさに、丹沢山を
見直した。 今日、登山口で知り合った小林さんは最後まで付き合って頂いて丹沢を案内してくれたのも有り難かった。
今日はバテバテだった
昨夜はぐっすりと寝たので体調は良かったが、丹沢山への登りで足が攣り出し、丹沢山頂手前では右足の脹脛(ふくらはぎ)が攣ってしまい歩けなくなってしまう。
ストレッチしながら小林さんに着いて行くが、足の痛みは酷かった。 足が遅く
なった俺を先行させてゆっくり着いて来てくれる配慮はベテランハイカーの域に入っている。
赤城山に向かうが・・・
赤城山に向かって走り出したが、途中に入ろうと思う温泉が無いまま、赤城山への道に入ってしまった。 標高千mを越えた辺りからABSが作動を始め、路面が圧雪で凍結していることに気付く。
しばらくは粘って走るが、標高が上がるに従い、悪い条件になってきたので、事故の無い内に引き返すことにした。
今日の温泉
赤城山を諦めて榛名山に向かっている途中に富士見温泉”見晴しの湯”があったので入ってみる。 700円はするだろうと思った豪華な温泉であるが、夕刻の時間の関係か、たったの300円だった。もの凄くお得!だった。
ウィキペディアより
丹沢主脈とは丹沢山地の塔ノ岳から丹沢山や丹沢山地最高峰の蛭ヶ岳を経て焼山に至る稜線で、
丹沢山地を構成する大きな稜線の一つである。 大倉やヤビツ峠など登山口が近い塔ノ岳までは登山者が
多いが、塔ノ岳以北になると登山者はやや少なくなり、静かな山歩きが楽しめる。丹沢山から蛭ヶ岳にかけては
丹沢山地で最も標高が高く、木立が少ないので展望が良い。
'08年度の関東の山遠征
蛭ヶ岳 |
鬼ヶ岩 |
不動ノ峰 |
休息所 |
丹沢山 |
堂平分岐 |
登山口 |
塩水橋ゲート |
11:36 |
−−− |
−−− |
12:35 |
13:08 |
13:44 |
15:01 |
15:26 |
下り:3時間50分
全行程:8時間56分(休憩時間含む)
最高峰は”蛭ヶ岳”(1,673m)
もたもたと林道を歩いていると地元、相模原市からのハイカーに追い付かれ、お喋りしながら林道を歩くことになる。 その人が、ここが
ショートカットの登山口と教えてくれるが、その人は林道を歩くと言う。
そこでどちらが早いか、おいらは登山道を歩くことで別れる。
塩水橋を渡って直ぐの林道ゲート前には昨夜から数台の県外ナンバーが
停まっていた。今朝の気温は2℃と低いが風がなく、寒くはない。
6時30分、今日はジャンパーを着ずに出発する。
急斜面をジグザグに登る道はしっかりしており、歩き易いが息が切れる。
林道歩きの方が楽だったかなーとも思ってしまう。
登りで暑くなってきたのでTシャツになる。
ショートカット入口からは簡易舗装の道を少し歩き、道標に従って左手の斜面に入る。 前回もここを歩いた記憶があるが、定かではない。
1時間05分で林道に飛び出す。 直ぐ対面に登山口があった。
林道歩きの人は付近に見当たらない、俺が大分先行した様だ。
林道ゲートからここまで約1時間だったのでトータル2時間20分の
登りとなるのか。 林道を車で上がると1時間20分で
登れる山となるのに・・・
堂平の登山口から山頂までは3.0kmの表示があった。
登山道は明るいヒノキ林の中を緩やかに登って行く。
堰堤のある沢を渡り、反対側の尾根に取り付く。 この辺りから
先行者に追い付く様になってきた。 今日も天気は最高、
リベンジは達成した様なものだ。
尾根筋に入ると土嚢で整備された登山道となる。 土嚢はクッション性があり、とても歩き易いが、土嚢をストックで突いている
バカハイカーが居る様だった。
崩壊した痩せ尾根の上には休憩して展望を楽しんでいるハイカーが
見えた。 後には林道歩きを選んだ人が見えてきた。
ショートカットの方が随分、早かった様だ。
展望岩から関東平野を眺める。 丹沢山は4回目と言う相模原市からのハイカー、
小林さんに横浜のランドマークタワーを教えてもらう。 小林さんの家もここから
見える範囲にあるらしい。 右端の山は日本三百名山の ”大山”(1,252m)、
ケーブルカーで途中まで登れるらしい。
展望岩から崩壊激しい痩せ尾根を振り返り見る。
丹沢山頂への最後の木製階段を頑張る。
山頂からは冠雪した ”富士山”が見事な姿を見せてくれた。
丹沢山4回目の小林さんもこんな綺麗な富士山を見るのは初めてと言っていた。
丹沢山のリベンジは大満足の中で大成功。
2時間54分にて ”丹沢山”(1,567m)に着く。
前回、ガスの中で見た懐かしい標識が今も健在だった。
所要時間も5年前の前回と同じだった。(まだ若い?)
丹沢山の山頂に建つ ”みやま山荘”。
丹沢山頂は広場になっており、各コースから登って来た沢山の
ハイカーが休憩していた。 今日はここで終わりではなく、
丹沢山系最高峰の ”蛭ヶ岳”まで縦走することにする。
ここから先は丹沢ベテランの小林さんに案内して貰う。
丹沢山頂から見た縦走路途中の ”不動ノ峰”。 縦走路は大きく下って登り返すことになる。
右、遠くのピークが ”蛭ヶ岳”、丹沢山から先の縦走路は展望が素晴らしかった。
縦走途中から丹沢山(左端)を振り返り見る。
右に伸びる尾根筋は塔ノ岳に至る。
各ピークの山名は説明を受けたが頭に残っていない。
3時間37分にて ”不動ノ峰”(1,614m)に着く。
これが神奈川県第2の高峰で、蛭ヶ岳が第1の高峰らしい。
”不動ノ峰”から富士山をバックに小林さんを記念撮影。
小林さんは登山暦1年生らしいが、富士山を4回、丹沢を
4回登る高峰の経験者らしい。
ただ、神奈川県以外の山には登ったことがないとか。
縦走途中から ”蛭ヶ岳”を見る。 今日は天気良く、南アルプスがはっきりと見えている。
丹沢山系は小林さんに教えを請うばかりであったが、南アルプスの同定は得意分野なので北岳から
山名を説明して行くが、神奈川県以外の山を知らない小林さんにはピンと来なかった様だった。
地図を見た限りでは穏やかな縦走と思っていたが、”蛭ヶ岳”を目の前にして
4回目の大きな下りがまっていた。 登り返しは目の前の尾根道だ。
今日の ”富士山”は綺麗だったので写真を何度も撮ってしまう。
肉眼では山頂付近のジグザクなブル道もはっきり見えていた。
4時間05分にて ”鬼ヶ岩”に着く。 この先は
崖っぷちのくさり場になっていたが、くさりに頼る
ことなく登り下りが出来た。
”鬼ヶ岩”から”蛭ヶ岳”への最後の登り尾根を見る。
4時間37分にて ”蛭ヶ岳”(1,673m)に着く。
気温2℃であるが、風が無く日差しが暖かいのでTシャツ1枚でも汗を掻いている。
丹沢山からはどこもかしこも展望が良く、蛭ヶ岳まで足を伸ばしたのは正解だった。しかし、帰りの登り返しを考えると気が重い。
”蛭ヶ岳山荘”でラーメンを食べるのを楽しみにしていたのであるが、
インスタントのカップメンしか販売していなかった。山荘前には
ネットで見たことのあるバカ犬 ”パル”が吠えまくっていた。
蛭ヶ岳山頂から見た伊豆半島方面。 小林さんに伊豆大島、箱根山、
天城山等を説明して貰う。 正面には塔ノ岳がある様だが同定出来て
いない。 山頂で富士山を眺めながらお昼とし、小林さんは暖かい
コーヒーを入れてくれた。 登山暦1年でバーナーを持って登って
くるとはスタートラインが俺とまったく違う。 300山以上登ってい
ながら山頂で湯を沸かしたことは一度もない。
山頂で30分程休憩して下山に入る。 と言っても
半分は登りの道。 ”鬼ヶ岩”への尾根筋を見る。
”不動ノ峰”への登り返しとなる。
”不動ノ峰”からコルに下って行く。 昼を過ぎているのに多くの
人が登ってくる。 3連休なので小屋泊まりのハイカーが多い様だ。
”丹沢山”への最後の登り返しを見る。
1時間32分にて”丹沢山頂”に戻り、
少し休憩してから下山を続ける。
下山は紅葉が綺麗だろうと言う小林さんの
お勧めで ”天王寺尾根”から下ることにした。
おいら一人だったら、こんな尾根に入る
勇気はなかった。
長いバカ尾根の終盤では小林さんの予想通り紅葉、黄葉が
見られたがが、昨日の強風で結構、落葉してしまっていた。
天王寺尾根を下ること1時間43分にて ”本谷橋”のある林道に出る。
見所が何も無い長い尾根道だった。
ゲートまでへの林道歩き中も綺麗な紅葉が沢山見れたが、
お陽さんが山影に入ってしまい、鮮やかな写真は撮れなかった。
小林さんが送ってくれた ”鬼ヶ岩”で富士山を眺めている
写真。 小林さん、お世話になりました。
その体力でアルプスの山々にチャレンジして下さい。
又、どこかで会いましょう。
『日本百名山』 前回は丹沢山にがっかりしたが、蛭ヶ岳まで登って丹沢山系を見直した。
たんざわやま
”本谷川”に架かる吊橋を渡れば、天王寺尾根の登山道は終わる。
2023年11月17日改定